シロアリやダニを発生させない注文住宅の建て方と費用

シロアリやダニを発生させない注文住宅の建て方と費用

家をダメにする元凶となる3大要素といわれているのが、家中の柱という柱を食い荒らす「シロアリ」、あらゆる場所に繁殖する「カビ」、そして健康被害をもたらす「ダニ」の3つです。この3大元凶から家を守らなければなりません。そのためにはシロアリ、ダニ、カビが発生しない家作りをしっかりやっておく必要があります。

シロアリ、ダニ、カビを発生させない家作りをするためには、以下のようなことが言われています。

  • 通気性を良くするために間取りをよく考える
  • 結露が発生しないように断熱方法を考える
  • 結露対策として窓ガラスやサッシに気を遣う
  • シロアリの発生を抑えるために防蟻対策をしっかりとやる
  • 布基礎よりもベタ基礎で地面からの湿気を防ぐ

このように様々な留意点がありますが、難しく考える必要はありません。上記の例も全てそうなのですが、シロアリ、ダニ、カビを発生させる最大の要因はすべて「湿気」だからです。通気性を良くするのも、空気が滞留して湿気を作らせないためですし、壁内結露なども湿気が大きく関係しています。

つまりシロアリ、ダニ、カビに強い家を作ろうと思ったら、湿気対策を第一に考えた家作りを心がけることです。

「通気性を良くする間取りはどうすればよいのか」「布基礎とベタ基礎では何が違うのか、そして費用に差があるのか」「優れている防蟻対策とはどういうものか」など、1つ1つ考えたらキリがありません。とにかく難しく考えずに湿気に強い家を作ることが、結果としてシロアリ、ダニ、カビに強い家づくりに繋がります。

【目次】シロアリやダニを発生させない注文住宅を建てる
  1. シロアリ、ダニ、カビが発生するメカニズム
    1. 発生すると家はどうなる?
    2. シックハウス・アレルギー症状の原因にもなる
  2. シロアリ、ダニ、カビを発生させない家づくり
    1. シロアリ、ダニ、カビに強い家を建てる相場費用

シロアリ、ダニ、カビが発生するメカニズム

家をダメにする外敵から守るためには、発生のメカニズムを知っておくことも大事なことです。なぜシロアリやダニ、カビが発生するのかという原因を知っておけば、それがシロアリ、ダニ、カビに強い家作りのヒントになります。

まず真っ先に発生するのは「カビ」です。カビが発生しやすい場所をイメージしてください。多くの方がお風呂場や窓ガラスまわりをイメージしたのではないでしょうか。

皆さんの予想通り、基本的にカビが発生するところは「水まわり」です。お風呂場がその代表例です。でもなぜ窓ガラスまわりにもカビが発生しやすいのでしょうか。

それは窓ガラスに生じる「結露(※)」が大きく関係しています。つまりこれもやはり原因は「水」だということです。

結露とは=外気と中気の温度差があるときに発生する水滴。コップの外回りに水滴が発生するのと同じメカニズム

そしてもう1つ忘れがちな場所があります。それが「押入れの中」です。「気が付いたら押入れの中に入れておいた布団などにカビが生えていた」という経験がある方も多いと思います。

でもなぜ水が関係していない押入れで、カビが発生するのでしょうか。じつは皆さんが気付いていないだけで、この原因もやはり「結露」が大きく関係しています。家の中で結露が発生するのは、窓ガラス周りだけではありません。

じつは気付いていないだけで、壁の中に結露が大量発生している家が多くあります。これらを「壁内結露」といいます。

この壁内結露が発生する原因、それを理解するのは少し難しいことなのですが、簡単に言うと壁の中というのは、断熱材でギッシリと覆われている状態です。熱を逃がさないための断熱材なのですから、当然そこは大きな温度差が発生しやすい場所でもあります。

とくに充填断熱に使用される繊維系の断熱材というのは、湿気を蓄えやすい特徴があるのです。夏は冷房、冬は暖房というように一年を通して常に室内と室外の温度差が生まれやすく、壁の中は結露が発生しやすい状態になっています。

その結果として、湿気が滞留してカビを大量発生させます。それが押入れ内にもカビが発生している原因になっています。そして湿気を含んだ押し入れ内の布団や壁紙からダニが発生します。

壁内結露が起こり、断熱材をカビだらけにしている写真がこちらです。


(出典:昭和アルミ株式会社

この写真からでもわかるように、カビに侵食されてしまった断熱材がまわりの柱まで腐らせています。その結果、弱ってしまった木材はシロアリの格好のエサとなります。この壁内結露が家をダメにするシロアリ、ダニ、カビの発生メカニズムに大きく関わっているのは、疑いようがありません。

発生すると家はどうなる?

さてここまでシロアリ、ダニ、カビが家を壊す外敵だと言ってきましたが、実際にシロアリ、ダニ、カビが発生するとどうなるのでしょうか。ここでは家だけでなく、これらが人体に及ぼすであろう影響についてもご説明します。

腐った木材は家の耐震性を低下させる

壁内結露がまわりの柱などを腐食させる原因になっていることは、上の写真からもお分かり頂けたと思います。腐った木材は当然シロアリの格好のエサとなり、家中の木材を食い荒らす可能性がありますが、じつは問題はシロアリだけではありません。

腐食してシロアリにかじられてしまった木材は、ボロボロの状態であることは説明するまでもないでしょう。こうなってしまっては、木材本来の働きはしてくれません。こんなボロボロになってしまった柱では、地震が来たとき簡単に倒壊してしまいます。

いくら耐震等級3の家でも、柱がこの状態では本来の耐震性能を発揮するのが難しいことは簡単に想像がつきます。

阪神大震災で多くの家屋が倒壊したのは、ほとんどの住宅がこの壁内結露で柱などに深刻なダメージを受けていたことが、要因の一部だったと言われています。つまりそれは、人の生死に直結する由々しき事態だということです。

シックハウス・アレルギー症状の原因にもなる

近年多くの子供たちが、アトピーや喘息などの症状を発症していますが、これにもやはり家が大きく関係しています。昔の家と違い、今の家は高気密高断熱住宅ばかりです。そうなると家の中に溜まったハウスダストは、ずっと室内に滞留したままになります。

その結果、多くのハウスダストを体内に取りこむことで、アトピーや喘息など、さまざまなシックハウスやアレルギー症状を引き起こす確率が上がるのです。

シロアリ、ダニ、カビを発生させない家づくり

このように、家にとっても人体にとっても悪影響を及ぼすシロアリ、ダニ、カビという3大外敵ですが、まず大事なことはこの外敵たちが発生しづらい家を作ることです。とにかく結露を出さない家をつくることで、カビの発生を抑えます。

ダニも湿度60%以上で繁殖し、湿度50%以下になると壊滅すると言われています。当然結露やカビ、ダニを防ぐことができれば、木材を腐らせる心配もありません。結果として、シロアリのエサとなる弱った木材を作らないことに繋がります。

ここまで読んで頂ければ、シロアリ、ダニ、カビの元凶となるのは「結露」だということはご理解頂けたと思います。つまり結露が発生しない家を作ることが大事で、その結露の原因となる湿気対策を最優先として考える必要があります。

それではここで、冒頭でお伝えしたシロアリ、ダニ、カビを発生しない家作りのテーマを思い出してみましょう。

  1. 通気性を良くするために間取りをよく考える
  2. 結露が発生しないように断熱方法を考える
  3. 結露対策として窓ガラスやサッシに気を遣う
  4. シロアリの発生を抑えるために防蟻対策をしっかりとやる
  5. 布基礎よりもベタ基礎で地面からの湿気を防ぐ

今となればこの要因が、湿気や結露であることはお分かりでしょう。言い替えるとこうなります。

  1. 通気性を良くすることで、カビやダニの発生しやすい場所(湿気がこもる場所)をなくす間取りにする。
  2. 壁内結露が発生しない断熱方法を採用する(充填断熱よりも外張り断熱の方が壁内結露対策には強い)
  3. 結露が発生しやすい窓ガラスまわりは、結露対策に優れている「樹脂サッシ」や「Low-E複層ガラス」を採用する
  4. シロアリのエサとなる柱を守るためには、結露やカビで腐食させない家作りが大事。その上でより優れた防蟻対策をしているハウスメーカーを選ぶ
  5. 地表からの湿気を防ぐためには、布基礎よりもベタ基礎が効果大。ベタ基礎まで標準仕様になっているハウスメーカーを優先的に選ぶ

シロアリ、ダニ、カビに強い家を建てる相場費用

シロアリ、ダニ、カビの対策について話をしてきましたが、最後にお金の話を少しします。

窓ガラスに「Low-E複層ガラス」を採用したり、布基礎をベタ基礎に変更、そして壁内結露を抑えるために充填断熱よりも外張り断熱にしたり、なにかとお金が掛かりそうなイメージがあると思います。

しかし心配いりません。きっと皆さんが想像しているよりも、出費は抑えられます。というのも、Low-E複層ガラスやベタ基礎を標準仕様にしているハウスメーカーは、決して少なくないからです。外張り断熱が標準仕様のハウスメーカーもあります。

だから一戸建て住宅を考えるのであれば、デザインや坪単価の割安感だけで契約するハウスメーカーを選ばず、少しくらい坪単価が高くても理想の家づくりをしてくれるハウスメーカーを見極めてください。

ただどうしても一日で訪問できるモデルハウスは、時間の問題もあり限られてしまいます。そんなときはネットの一括見積りや、一括資料請求を最初に利用して、ある程度訪問するモデルハウスを絞っておくことが効果的だと言えます。

例えば外張り断熱を標準仕様として採用しているハウスメーカーを最優先に考え、それらのハウスメーカーから一括資料請求をすることもできます。

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もちろん気に入ったハウスメーカーをピックアップし、標準仕様で「Low-E複層ガラス」「ベタ基礎」「外張り断熱工法」を採用しているハウスメーカーだけに絞って交渉を続けることもできます。

湿気対策は、私たちの健康対策や住まいの耐久性にも関わる重要なことです。シロアリ、ダニ、カビを未然に防ぐべく、今回ご説明したポイントを参考に快適な家づくりを目指すことが望ましいと言えます。

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