次世代省エネ基準などを満たす注文住宅を建てるコツ

次世代省エネ基準などを満たす注文住宅を建てるコツ

注文住宅を建てるとき、多くの人は書籍などを購入して注文住宅についての知識を増やそうとします。その書籍の多くに登場する言葉として、「次世代省エネ基準」や「トップランナー基準」というものがあります。

少し前までは、住宅ローンをフラット35で考えている場合、このトップランナー基準を満たしていることで、さらなる金利の優遇を受けることができました。しかしこの2つの基準は古く、今ではどんどん新しい基準が誕生しているため、注文住宅作りにおいてあまり気にする必要がなくなってきたかもしれません。

今回は、その「次世代省エネ基準」と「トップランナー基準」の概要について解説していきます。

【目次】次世代省エネ基準を満たす注文住宅を建てるコツ
  1. 次世代省エネ基準とは
    1. 省エネ基準って何?
    2. 2020年省エネ基準の家を建てる
  2. トップランナー基準とは
  3. まとめ

次世代省エネ基準とは

一般住宅の「省エネ基準」が誕生したのは昭和55年です。その後も時代背景に合わせて何度か基準の見直しが行われてきたのですが、大きな転換期となったのが、平成11年に大幅改定されることになった「次世代省エネ基準」です。

本来なら11年基準などと呼ぶべきなのですが、今でも「次世代省エネ基準」という言い方をするので、いかにもつい最近施行された省エネ基準だと勘違いしている人が多くいます。

最近の大きな改正としては、平成25年10月から施行された「25年基準」があり、このことを「改正省エネ基準」という言い方をします。さらに2020年には、これまでの基準を大幅に改正する、「2020年省エネ基準の義務化」が開始される見通しとなっています。

つまり、今注文住宅を建てるのであれば、気にするのは18年も前の「次世代省エネ基準」ではなく、2020年から義務化される「2020年基準」です。すでに多くのハウスメーカーや建築会社などは、この2020年基準を満たす住宅を標準仕様に取り込むなどの対策をはじめています。

ですので、ハウスメーカーの展示場などを訪問した際、難しい説明をあれこれ聞く前に、「こちらのハウスメーカーの家は義務化される2020年の省エネ基準をクリアしている住宅でしょうか?」と聞くだけでOKです。

もし営業さんの答えがしどろもどろだったりしたら、次に「それは標準仕様に入ってますか?」と聞いてください。この2点を確認するだけで、省エネ基準に対する対策はほぼ完璧です。

2020年を過ぎてしまったら、この省エネ基準をクリアできてない家は建てることができませんが、それ以前であれば基準をクリアしてない家でも建てることができます。ですので、今聞くべきことは「2020年基準に対応している家であるかどうか」という点だということを頭に入れておいて下さい。

省エネ基準って何?

省エネ基準の基本となっているのは以下の2点です。

  • 一次エネルギー消費量に関する基準
  • 外皮熱性能に関する基準

簡単に解釈すると、一次エネルギーとは「住宅で消費するエアコンや給湯器から排出される熱量を数値化したもの」で、外皮熱性能とは「その住宅の断熱性能」だと思って下さい。

つまり2020年基準というのは、「家から排出する熱エネルギー量を減らさないとダメですよ」、「家の断熱性能をもっと向上させないとダメですよ」という内容です。

2020年省エネ基準の家を建てる

この2020年基準は、今後、家の資産価値を大きく左右するため、これから注文住宅を建てるのであれば、絶対に2020年基準をクリアしている家を建ててください。

大手のハウスメーカーの多くがすでに2020年基準に基づいた仕様を標準装備にしていますが、地方の工務店などはまだ2020年基準に適用してない家を建ててるケースが多くあります。

良い例を1つあげるなら、「新耐震基準」と、「旧耐震基準」の家と同じくらい資産価値としての差がでます。いま、中古住宅や中古マンションを買おうとおもったとき、旧耐震基準の家やマンションを買う人はいないと思います。今後、それと同じことがこの「2020年省エネ基準」で起きる可能性があります。

もし何らかの理由で売却することになったとき、この2020年基準をクリアしているかしてないかで、大きく売却価格に差が出る可能性があると覚えておきましょう。

トップランナー基準とは

トップランナー基準というのは、先に説明した省エネ基準に付随している別の基準だと思って下さい。消費エネルギーに関して定められている基準のことで、これまでのエネルギー消費量に比べ、10%程度のエネルギー削減できる住宅が求められています。

これまではトップランナー基準がフラット35の金利優遇条件となっていたので、かなり注目されていた項目ではあるのですが、現在では金利優遇条件からも除外されてしまい、今後は2020年基準で条件化されるため、今後、このトップランナー基準という言葉じたいが無くなっていくと思います。

まとめ

注文住宅を建てるにあたり、省エネ基準やトップランナー基準という言葉が多く出てくるので、気にされる人も多いと思いますが、これから注文住宅を建てるのであればいったんそれらの言葉は忘れ、2020年省エネ基準について勉強しておけば問題ありません。

2020年の省エネ基準を勉強するなかで、自然と次世代省エネ基準やトップランナー基準についても理解できるはずです。

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