外構工事(エクステリア)の費用や失敗しないための注意点

意外と多いのが、新築の注文住宅を建てれば、庭やブロック塀などの外構工事まで一緒にやってくれると勘違いしている件です。

実は庭や門扉、家を囲むブロック塀などは、建築費には含まれていないので注意しましょう。

家を建ててくれる施行業者に外構工事まで一緒にお願いすることはできますが、このときの費用は基本的に家を建てる費用とは別途必要となることを知っておきましょう。

そのことをしっかり理解しておかなければ、きっと計画を進める中で予算を大きくオーバーしてしまうことになります。

施主のこだわりが強くなれば、それだけ外構工事の費用も膨らみますが、一般的な新築時の外構工事であれば、建築予算の10%くらいを予算組みしておく必要があります。

今回は、「当初の予算をオーベーしてしまった」、「完成してみたら思っていた雰囲気と違ってた」など、何かとトラブルが多い、新築住宅の外構工事について話しをしていきたいと思います。

【目次】外構工事の費用や失敗しないための注意点
  1. 外構工事の注意点
  2. 建物と同じ施行業者に依頼するケース
    1. メリット
    2. デメリット
  3. 建物と違う施行業者に依頼するケース
    1. メリット
    2. デメリット
  4. 外構工事業者の種類
  5. 外構工事業者の探し方
  6. 外構工事の種類
  7. 外構工事の費用相場

外構工事の注意点

予算的な問題、建築期間の問題などもあり、必ずしも新築時に外構工事まで終わらせてしまうケースというのは、皆さんが思っているほど多くはありません。

管理人の経験談からだと、新築の注文住宅で引渡しまでに外構工事まで終わらせるケースは、全体の5割~6割程度だと思います。

残りの4割~5割は、物件引渡し後から外構工事を始めたり、場合によっては引渡しから数年経ってから外構工事を始めるケースもあります。

しかし冒頭でも書きましたが、外構工事の費用相場は建築費のおよそ1割です。建築費の平均が2,000万円から3,000万円なので、外構工事だけでも、およそ200万円から300万円になります。だったら新築時に一緒にやってしまいたいというのが、多くの方の本音だと思います。

また外構工事は、皆さんが思っている以上に工事期間が長く掛かります。平均しても1ヶ月~2ヶ月、長い場合だと3ヶ月以上掛かることもあります。

ですので当初の予算をオーバーしたので外構工事に使える予算がなくなった、引渡し希望時期に間に合いそうもないので、外構工事は先延ばしにしたというケースが多くあります。

せっかく数千万円も掛けて建てた夢のマイホーム。しかし外構工事が終わってなく、何となく中途半端な形で引渡しは受けたくないものですよね?

そうならないためには、外構工事のことをしっかり理解し、適切な予算組みとスケージュールの管理がとても重要となります。

建物と同じ施行業者に依頼するケース

新築時の外構工事はそのまま建築会社にお願いするという人が多いみたいです。しかし必ずしも建築会社に外構工事までお願いしなければならない訳じゃありません。外構工事には2つの考え方があります。

  1. 新居の建築会社に依頼する
  2. 建築会社とは別の業者に依頼する

割合的にいえば、管理人の経験からして、家の建築会社に外構工事までお願いするパターンが7割~8割、建築業者とは関係がない、まったく別の業者に依頼するのが2割~3割くらいだと思います。

このあと詳しく解説していきますが、最初に言っておきたいことが1つだけあります。家の建築会社以外に外構工事をお願いすれば、費用的にはかなり安く済ませることができますが、そうすると外構工事の費用を住宅ローンに組み込めないことだけは理解しておいてください。

メリット

家の建築会社や施行会社に外構工事まで一緒にお願いするのが、新築の注文住宅では一般的です。きっとこれから新築の注文住宅を建てようと計画している人の多くも、このパターンを想定している人が多いのではないでしょうか。

ここでは建築業者に外構工事をお願いするメリットとデメリットについて話しをしていきます。

住宅ローンに組み込める

建築会社に外構工事までお願いするのであれば、外構工事の費用まで込みで住宅ローンから融資を受けることができます。新築時は何かと物入りで、手持ちの現金が少なくなっている人も珍しくありません。そこに外構工事の費用まで現金で支払うとなれば、それはかなりの痛い出費となります。

稀に外構工事を別業者に依頼しても、住宅ローンとして融資を受けることができますが、その場合は見積りの合算だったり、工期などで建築業者の協力が必要になるので、
合意してくれる建築業者はそう多くありません。

スケジュール管理が楽になる

外構工事の内容や工事の管理も建築会社が代行でやってくれるので、スケジュールの管理がとても楽です。○月末までには、新居に引っ越ししたいというような希望も、建築業者が把握してくれていれば、その日程に合わせた外構工事のスケジュールも組んでくれます。

施行管理も建築会社がやってくるので楽

建物同様、外構工事の施行管理も建築業者の現場監督がやってくれるので、自分でいちいち足を運ばなくても任せておくことができます。

もちろん施行に関して問題やミスがあったときも、建築会社の管理責任者が間に入ってくれるので、自分で外構工事の会社にクレームを言ったり、ミスを指摘してトラブルになることも少ないです。

保証面でも安心

じつは外構工事を他の業者に依頼してしまうと、後々保証面でトラブルの原因となることがあります。例えばエクステリアのテラスを取り付けるために、建物の外壁にネジ穴をあけ、そこから雨漏りがした場合、このようなときに建物業者が保証を断ることが考えられます。

しかし建築会社に外構工事まで依頼しておけば、このようなトラブル時も保証で対応してくれます。わかりやすく例えるならエアコンの取りつけ工事などが良い例です。

エアコン設置まで建築業者に依頼しておけば、何かトラブルがあっても保証で対応してくれるのですが、新居の引渡し後に大型家電量販店でエアコンを購入し、その設置の際に何かトラブルが生じても建築業者が保証してくれないのと同じです。

デメリット

外構工事を施行業者に依頼するデメリットは以下のとおりです。

外構工事費用が高い

専門の外構業者に依頼するのに比べ、建築会社に依頼すると工事費用が3割ほど高くなると言われています。これは建築業者が直接外構工事をおこなうわけでなく、提携してる外構工事会社に外注で工事を依頼することで、中間マージンが発生するためです。

外構工事の平均相場は、建築費の1割程度だといわれているので、150万円~200万円くらいになります。そのうち3割の50万円~60万円をマージンとして建築業者が取るということは、150万円の外構工事であっても、本来は90万円程度の外構工事の内容でしかないってことになります。

予算組みが雑になりがち

建築会社に外構工事までお願いするとき、建築見積りに外構工事費用まで組み込まれるのですが、ほとんどの建築会社では、営業担当がこれまでの外構工事などを参考に概算費用を算出しているだけです。

つまり「おおよそこれくらいだろう」という、とても雑な見積りでしかありません。そのため実際に工事費を試算してみたら、当初の見積額を大幅に上回ってしまうケースが良くみられます。

当初は100万円という外構工事の見積りだったのが、いざ蓋をあけてみれば150万円や200万円なんてことが良くありあす。

家を建てる専門であり、外構の専門ではない

建築会社はあくまでも家を建てる専門会社で、外構工事の専門会社ではありません。そのため施主の希望するような外構工事には対応できなかったり、難しい工事になるとすぐに外注で専門外者に依頼しがちです。

また平凡なプランしか提示してくれなかったりすることも良くあります。外構にこだわりたい施主であれば、建築会社から提案される外構工事の内容に満足できないことも多いのではないでしょうか。

外構工事を建物と違う施行業者に依頼するケース

外構工事は、施主本人が専門業者に直接依頼した方が低価格で済ませることができる。という話しは良く知られています。しかし数千万円もする高額なマイホームなのですから、わずか数十万円の違いだけで、外注業者に決めてしまうのはリスクが高いと思います。

価格以外では、どんなメリットやデメリットがあるのかも、しっかり把握したうえで外注業者に依頼するかを決めるようにしましょう。

メリット

外構工事を建物と違う施行業者に依頼するメリットは以下のとおりです。

外構工事の費用が安い

建築会社に外構工事を依頼するよりも、自分で外構工事業者を探した方が、費用的にはかなり安く済ませることができます。

ただでさえ家に大金を使ったばかりですので、なるべく1万円でも外構工事費を抑えたいと思うのが普通です。

建築会社に依頼したら150万円掛かるくらいの外構工事が、自分で業者を探すことで、100万円ほどに抑えることができるのですから、これはかなり大きなメリットだと思います。

外構のプロなので、丁寧な提案をしてくれる

建築業者は基本的に外構工事の概算見積りしか見せてくれませんが、専門の業者に依頼すると、完成予想図を図面や3Dで見せながら提案してくれるので、非常に完成形をイメージしやすく、打ち合わせもスムーズに運ぶと思います。

パース参考図

出典:ART EXTERIOR

このようにパース図で提案してもらえると、「この塀を柵に変更したら少しは安くなりますか?」とか、「この部分に防犯用の砂利を敷きたいのですが可能ですか?」という提案や質問がしやすくなります。

トラブル時の対応が早い

工事中に何かトラブルがあったりしても、対応が早いです。建築業者の場合は、どうしても「施主→建築業者→外構業者」という連絡網になるので、建築業者が中間に入る分、対応が後手にまわってしまいがちです。

その点、外構を専門業者に依頼することで、トラブル時の連絡も「施主→外構業者」とダイレクトになり、すばやい対応が期待できます。

リフォーム工事の依頼も可能

1年後や5年後、何か外構でリフォーム工事をしたいときに、直接依頼することができます。これが建築業者が間に入っていれば、外構のリフォーム工事を依頼するたびに中間マージンが取られてしまうので、かなり損をしてしまうことにもなります。

後々のアフターフォローやメンテナンスのことを考えれば、外構工事の業者と繋がりをつくっておくことは大きなメリットです。

デメリット

外構工事を建物と違う施行業者に依頼するデメリットは以下のとおりです。

住宅ローンとして借りることができない

建築会社ではなく、施主が個別に外構工事を専門業者に依頼する場合、残念なことに住宅ローンとして外構工事費用の融資を受けることはできません。

これは建築会社からの物件引渡しが終わってからの外構工事となるため、住宅購入資金としては認められないためです。そうなると現金で支払うか、住宅ローンよりもかなり金利が高いリフォームローンやフリーローンを利用することになります。

ただ建築会社に依頼して、3割ほど高い工事費用が掛かると思えば、わずか数%高い金利を払う方が何倍も得だという考え方もできるので、思ってるほど大きなデメリットではないと思います。

新居引渡し後からの着工となる

建築会社とは違った業者に外構工事を依頼すると、一般的には建物の引渡しが終わってから外構工事に着手することになります。

外構工事の期間は短くても1ヶ月、長ければ3ヶ月に及ぶこともあります。そうなると新居に実際に住むことができるのは、引渡しを終えてから1ヶ月以上も経ってからということになりますし、例え新居への引っ越しを先に済ませても、それから1ヶ月以上は外構工事が続くことになります。

外構工事が続いている間は、粉塵などの問題で洗濯物すら外に干せない日が続きますし、騒音問題や近隣への配慮など、何かと苦労するこも多いです。

打ち合わせなどに時間が取られる

建築会社に依頼しておけば、営業担当が外構工事の業者との打ち合わせもほとんど済ませてくれて、最後に最終確認をする程度です。しかし自分で外構工事業者を見つけた場合は、工事内容や費用の交渉など、すべての打ち合わせや交渉をやらなければなりません。

家の打ち合わせなどで疲弊しきってる時期だけに、また別に外構工事の価格交渉だったり、工事の打ち合わせをしなければならないのはかなり大変なことです。

場合によっては新居の建築業者との橋渡し的な役割も必要になるので、精神的にも時間的にも楽なことではありません。

悪質な業者に引っかかるリスクがある

これが実は一番のデメリットとなる恐れがありますが、自分で外構工事の業者を探さなければならず、悪質な外構工事業者に引っかかってしまうというリスクがあります。

建築会社に任せておけば、そんな悪質な会社とは提携していないので、そこまで心配することはないのですが、自分で業者を探すとなれば、どうやってその工事業者の信頼度を測ればよいのか迷ってしまいます。

手抜き工事、突発的な予算の変更、工事途中で会社が倒産してしまうなど、リスクを考えればきりがありません。とくにネットなどで激安業者を探した場合は、悪質な業者に遭遇するリスクは高くなると言えます。

ネットで業者探しをすることがダメなことだとは言いませんが、その場合は信頼できる一括見積りサイトなどを利用することを強くおすすめします。

運営母体がしっかりしている一括見積りサイトであれば、登録する際に厳しい審査があるので、悪質な業者や評判の悪い業者は登録すらできない仕組みになっていますし,
運よく登録できたとしても、依頼主からクレームが続けば、すぐに登録を解除されてしまいます。

外構工事業者の種類

建築会社以外に外構工事を依頼するとしたら、どのような会社にお願いすれば良いのでしょうか。ここでは外構工事をお願いできる業者の種類について触れていきたいと思います。それぞれに特徴やメリットなどがありますので、どの分野の業者に依頼するか良く検討してください。

建物の建築会社

やはり一番ポピュラーなのが、家の建築をお願いしてる業者に外構工事も一緒にお願いするケースです。この場合、自社で外構工事まで請け負う会社もありますが、大手のハウスメーカーなどは、提携してる外構工事業者に外注依頼するのが一般的です。

保証制度やスケジュール管理の面でのメリットはありますが、どうしても中間マージンが発生するため、工事費用は割高になってしまいます。

通常100万円ほどの外構工事であっても、この中間マージンが発生することで、120万円から130万円ほどになってしまう可能性が高いです。

造園業者

その名の通り、庭造りを専門的にやってる業者です。どんな街にも必ず数社の造園会社があり、その中には一般家庭の外構を得意としている業者もあるはずです。

ガーデニングのコンテストなどにも積極的に参加している企業も多く、デザイン性も豊富で、外構工事に関する知識やレベルは超一流です。

価格的には中間マージンを含まない分、比較的安価で依頼できることも多く、建築会社では難しいような外構工事も相談できるのが強みです。

専門的にやってる分、斬新なアイデアなども提案してもらえると思うので、良い意味で庭造りの考え方を覆してくれることも期待できます。外構工事の依頼先としては、申し分ない専門業者の1つです。

とくに植栽などにこだわりたいのであれば、おすすめの業者だと思います。

土木工事業者

庭造りの専門業者ではありませんが、家の解体から道路作りまで幅広い土木工事を請けってくれます。土地を掘り、外壁を作るような工事もお手のもので、土木工事業者でも家庭用の外構工事を請け負うことは良くあります。

費用的にみても、今回紹介する中では安い部類に入ると思います。とくに外壁ブロックの設置だったり、駐車場や玄関ポーチ部分のようにアスファルトやコンクリートの施行には定評があります。

もし土地の形状的に切り土や盛り土があるような、起伏や高低差のある土地であれば、この土木関連の業者に外構工事をお願いするのが理想かもしれません。

外構専門業者

戸建て住宅の庭造りや外構工事を専門的にやっている業者もあります。造園業や土木工事会社のように、他の専門分野と併用してるわけでなく、戸建て住宅の外構工事を専門にやってるだけあり、知識やアイデアは相当なものです。

当然価格面でも、一番安く済ませることが期待できます。特殊な外構工事をお願いしたい、特殊な材料を使いたい、何か斬新なアイデアを出して欲しいと思う施主には、一番適してる外構工事業者だと思います。

あえてデメリット面をあげるとするなら、知名度が高い大手企業は少なく、信頼という面では不安に感じます。

なかにはシロアリ駆除や太陽光発電事業のように、個別に家庭を訪問して営業を取っているような業者もあり、そのような業者の中には悪徳なボッタクリ業者も含まれている可能性が高いということです。

ホームセンター

最近はホームセンターなどでもリフォームを請けおう店舗が増えています。リフォーム工事と一緒に外構工事もお願いできることが多いため、こちらも1つの選択肢になるでしょう。

ホームセンターと聞けば、費用もリーズナブルな印象が強いと思いますが、実はホームセンターの外構工事には2つの種類があり、1つは自社で施行までやっているケース。
そしてもう1つが建築会社と同じように、提携している外構工事の専門業者に丸投げしてしまうパターンです。

言うまでもなく提携業者に丸投げされてしまっては、やはり中間マージンが発生する分、高額な費用になりますし、工事のレベルや保証の面などに不安を感じます。

身近なイメージがありますが、数百万円単位の工事をお願いするには、信頼度や実績の面であまりおすすめとはいえません。

外構工事業者の探し方

どのような職種の外構工事業者があるのか理解して頂けたと思います。つぎは外構工事業者の探し方について、少し話をしておきたいと思います。

建築業者に紹介してもらう

良心的な建築業者であれば、外構工事の専門会社に依頼したいと相談したとき、信頼できる外構工事業者を紹介してくれることがあります。

これはあくまでも担当営業マン個人として紹介してくれたり、アドバイスしてくれるだけなので、建築会社に外構工事を依頼するのと違って、中間マージンなどを取られることはありません。

ただしもし何かトラブルなどが起こっても、建築会社に責任を追及することは一切できませんので、そこは理解しておいてください。あくまでも営業担当個人として親切心から業者を紹介してくれただけです。

インターネットで探す

一番手軽で身近な方法といえば、今はインターネットによる検索だと思います。自分で時間があるときに、いつでも検索して調べることができるので、これが一番確実な方法ですし、得ることができる情報量としても間違いなく一番でしょう。

ただしインターネットの口コミ情報などは、どこの誰が書きこんだ内容かわかりませんので、あまりその情報を鵜呑みにするのは危険です。

どこまで信用できる情報なのか、それを判断するのはあなた自身です。例えまったくウソの情報だったとしても、その責任は誰も取ってくれません。

1つアドバイスするなら「外構工事 激安」などで検索して、ヒットした業者のホームページだけをみて、その情報を鵜呑みにするのではなく、なるべくなら一括見積りサイトなど、運営母体がしっかりしてる比較サイトを利用するのが良いと思います。

タウンページで調べる

インターネットがない時代は、家の電話帳などで業者を探すのが一般的でした。今でも家にタウンページなどの電話帳があるのでしたら、そこから地元の外構工事業者を探すことは可能です。

しかしコンタクトを取る手段が、いきなり電話をするというのは、現代においては少しばかりハードルが高いように思います。

ですので地元にどんな外構工事業者があるのかを調べる手段とし、その業者の名前をインターネットで検索するなどの利用方法もありなのかなと思います。

知人や友人に紹介してもらう

一番確実な方法としては、最近家を建てたり、外構リフォームをした友人などに、信頼できる業者を紹介してもらうことでしょう。

紹介する方も変な業者は紹介しないでしょうし、業者側も紹介してくれた人の顔がありますので、変な仕事はしないはずです。

ただ相性もあるので、必ずしも自分の考えに合う業者ばかりだとは限りません。そんなときは、紹介してもらった手前、なかなか断りづらい状況が出来てしまうというデメリットがあることも、しっかり理解しておかなければなりません。

ですので、なるべくならいきなり自宅に訪問してもらうのではなく、最初は電話やメールで数回やり取りをしてみて、あなたが信頼できそうだと思ったら、それから具体的に相談して、見積りなどを提案してもらうというやり方をおすすめしておきます。

外構工事の種類

戸建て住宅の外構工事は、大きく分類すると3つの種類があります。

  • オープン外構
  • クローズ外構
  • セミクローズ外構

自分たちが希望する外構の形が、この3種類のどれに該当するのかを知っておくだけでも、業者との打ち合わせがスムーズになりますし、インターネットでいろいろと検索する際にも便利です。

オープン外構

最近の新築住宅に多いのが、オープン外構の家です。家を囲む塀や門扉がないのが特徴です。

塀や門扉がないぶん、防犯面で不安という声もありますが、実際には道路やまわりの家からの見通しが良いため、空き巣なども逆に入りづらいという声もあり、防犯性は思ってるよりも高いそうです。

外構工事といっても、車を止める駐車スペースの舗装と、あとは簡単なアプローチを作るくらいですから、費用的な面でも、かなり安価に仕上げることができます。

ただ先ほども言ったように、カーテンを開けていると、道路を歩く人やまわりの家から室内が丸見えになってしまうというのが最大のネックだと思います。

人の目はあまり気にならない、なるべく外構費用は安く抑えたいというのであれば、オープン外構も選択肢の1つだと思います。

クローズ外構

家の中を見られることを極端に嫌う日本人に受け入れられ、昔から多くの家で採用されているのが、こちらの下図のように家を塀や門扉で囲んでしまうクローズ外構です。

クローズ外構の家

出典:創園舎

家をグルッと塀で囲むため、敷地内に侵入するには塀や門扉を乗り越えるしかありません。
そのため空き巣なども侵入しづらい家だと言えるでしょう。
ただ一度敷地内に入ってしまえば、塀が目隠しの役割をしてしまうというデメリットもあります。

今回紹介する3つの外構工事のなかでは、一番費用的に高額になってしまうのが、
こちらのクローズ外構の特徴です。

またオープン外構に比べ、面倒なセールスが入ってきづらいというメリットがあります。
庭をグルっと塀で囲んでいるため、庭で愛犬を離して遊ばせることもできます。

セミクローズ外構

家をグルっと塀で囲むのではなく、必要な個所のみ塀を作ったり、植栽で目隠しをつくるタイプの外構で、
オープン外構とクローズ外構のハイブリッド的な感じなのが、こちらのセミクローズ外構です。

セミクローズ外構の家

出典:NATEX

出来ることなら費用が安価なオープン外構にしたいけど、どうしてもリビングなどが道路側から丸見えになるのは抵抗があるという場合などに、気になる部分にだけ塀を設けたり、植栽などで目隠しをするタイプです。

比較的費用も抑えることができますし、オープン外構のような開放感もうまく取り込むことができ、この手の外構が最近の流行りとなっています。

外構づくりのポイント

理想の外構をつくるために一番大事なことは、自分たち家族が希望する形を業者にしっかりと伝えることです。

いくら専門業者といっても、その家の居住者がどんなライフスタイルを希望してるのかまではわかりません。

自分たちが思い描く、ライフスタイルを伝えることができれば、あとは業者が希望に見合う形の外構工事を提案してくれるはずですので、そこから費用的な問題などを相談しながら、最終的な外構工事の形をつくりあげていくのが理想です。

  • 庭で愛犬を思いっきり遊ばせてあげたい
  • 趣味のガーデニングやDIY作業が出来るような庭にしたい
  • 小さくてもいいので、家庭菜園をつくりたい
  • 手入れが楽な庭にしたい
  • 友人やご近所さんを呼んで庭でBBQをしたい
  • 眺めて気分が落ち着くような庭にしたい

このように希望や理想を伝えておけば、それに見合う外構工事を提案してくれるはずです。

外構工事の費用相場

ここでは一般的に外構工事で需要が多い部分の費用相場などについて、目安費用や注意点を解説しておきたいと思います。

門扉や門柱

門扉は材質によって金額がまちまちですが、最近多く採用されているアルミ製であれば、費用は工事費込みで10万円~15万円ほどです。

ただ新築であれば門扉だけを設置するのは稀で、多くの場合は門柱や郵便ポスト、表札の設置が必要です。その場合の費用は、一式30万円前後と見ておくのが良いでしょう。

囲い壁(塀やフェンス)

家を囲っているブロック塀やフェンスの部分です。道路からの目隠しの役割や、防犯的な役割をしてくれます。

ブロック塀、木柵、格子型フェンスなど、種類はまちまちで、費用もどの種類を設置するかによって大きく違ってきます。

塀で家全体を囲うようにした場合、その費用は安くとも100万円ほどになります。下図のような境界フェンスがもっとも安価ですが、それでも1mあたり10,000円~15,000円(ブロック含)ほどの予算を見ておくのが良いでしょう。

玄関アプローチ

玄関まで続く舗装された部分のことです。玄関アプローチにも多数の素材が使われており、種類によって金額は全然違います。

一般的なアプローチでも、費用相場は20万円~30万円ほどになり、決して安いものではありません。工事費用の見積りは1㎡あたりの単価にて算出されるのが一般的です。
玄関アプローチのリフォーム
出典:Garden Studio Shales

砂利敷きにすることで、費用をかなり抑えることはできますが、DIYとして個人でやってしまうことも可能だと思います。

駐車場(駐輪場)

マイカーがある家庭には必要不可欠なのが、駐車スペースです。駐車スペースは大きく砕石を用いる砂利敷きと、アスファルト舗装の2種類があります。

費用は砕石とアスファルトでは、倍以上違ってくるので予算に合わせて選ぶようにしたいものです。下の図はアスファルト(左)と砂利敷き(右)の両方が映ってるので、比較しやすいかと思います。

駐車スペース

出典:外構・エクステリア百景

砕石による砂利敷きだと1台分の予算は20,000円~アスファルト舗装となれば1台分の予算は100,000円~ほどになります。

これに下図のような屋根付きのカーポートを設置したいのであれば、
1台あたり15万円~30万円ほどとなります。

屋根付きカーポート

出典:LIXIL

庭(芝生や植栽など)

どんな庭にするかにもよりますが、芝生を敷きたいのであれば、1㎡(1m×1m)あたり、10,000円くらいの予算はみておくようにしましょう。

ホームセンターなどにいけば、天然芝が1㎡あたり3,000円程度で売られています。時間と腕に自信があれば、自分でDIYとしてやってしまうのも一考ではないでしょうか。

植栽を植える場合は、目隠しになるような比較的大きなもので、1本あたり10,000円~20,000円くらいとなります。

生垣のような感じで植栽したいのであれば、1㎡あたり10,000円くらいを想定しておきましょう。

テラスやウッドデッキ

洗濯物を干したりするテラスやウッドデッキを設置したいのであれば、使用する材質などによって金額は異なります。

床をタイルやレンガ、コンクリートで仕上げるのが一般的ですが、ウッドデッキのように木製にすることで費用は高くなります。

タイル製であれば玄関アプローチのときにもいいましたが、1㎡10,000円~20,000円程度、ウッドデッキのような木製になれば1㎡30,000円~くらいとなります。

それに屋根を付けるとしたら、さらにプラス15万円ほどが必要です。トータル的な費用としては、タイル製のテラスと屋根で30万円~40万円、木製のウッドデッキと屋根であれば50万円ほどになります。

照明

防犯目的、ショーアップのためなど、最近は照明ライトを庭やアプローチ部分に設置するケースが多いようです。庭全体の照明ライトを合計しても、予算的には20万円みておけば十分だと思いますし、安価に済ませたいのであれば、ホームセンターなどで購入し、自分で取り付けることをおすすめします。

庭の照明ライト

出典:エクスステージ

物置

ちょっとした荷物や季節はずれのコタツやストーブなどを閉まっておくのに便利なのが物置です。1畳程度のスペースの物もあれば、6畳ほどの大きな物まで様々です。扉一枚タイプの幅90cmくらいのもので30,000円から50,000円、扉二枚タイプのもので、70,000円から100,000円ほどです。

最近の物置は、可愛らしいデザインの物も多く、昔とはずいぶんイメージが違っています。

物置

出典:癒樹工房

昔は庭に池がある家も多かったのですが、最近はめっきり見なくなりました。それでもやっぱり庭に池を欲しいという要望はあります。

なのでせっかくなので、庭に池をつくった場合の費用相場についても話しをしておきます。

池

出典:京阪錦鯉センター

この写真クラスの池であれば、工事費用は200万円ほどでしょうか。ただ穴を掘って外をコンクリートで固めれば良いというものではなく、配管や排水の設備も必要ですし、
水質を保つための炉過装置なども設置しなければなりません。

庭に小さなプールを作るのと、池を作るのは同じくらい費用がかかると思っておきましょう。

まとめ

注文住宅を建てる際の外構工事(エクステリア)について解説してきました。冒頭でも注意しましたが、建物と庭やブロック塀などの外構工事は別になる点をしっかり理解しておきましょう。

理解しておかないと予算オーバーになってしまうので注意が必要です。

施行を依頼する業者も注意が必要です。建物と同じ業者に依頼するか、違う業者に依頼するかでメリットとデメリットが異なるので注意しましょう。

その他にも外構工事のポイントはいくつかあります。ポイントしっかり理解して理想の住まいを建てるようにしてください。

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