建て替えとリフォームどちらが得?違いと相場費用の比較

「建て替え リフォーム」などのキーワードで検索すると、数多くのサイトがヒットします。しかしタイトルこそ「建て替えVSリフォームを徹底比較!」などと書かれていますが、実際にそのサイトを開いてみると、リフォーム会社のサイトだったり、ハウスメーカーや工務店のサイトだったりすることが多々あります。

一見するとあたかも「建て替え」と「リフォーム」を比較しているように見えますが、よくよく内容を見てみると多くのサイトがリフォームと建て替えのどちらかに偏った内容になっているのです。

それもそのはずです。リフォーム会社が「建て替えがお得ですよ」と言うわけありませんし、新築を推したいハウスメーカーや工務店が「リフォームがお得です」なんて言うはずがありません。

やはりリフォーム会社はリフォーム、ハウスメーカーや工務店は建て替えという方向に意識をもっていくことが狙いなのですから、そういうサイトに流されないようにしてください。

ここでは、あくまでも平等な目線で「リフォーム」と「建て替え」を比較していくことを心がけて解説していきますので、どちらにするか迷っている方は参考にしてもらえればと思います。

建て替えとリフォームを判断するときのポイント

建て替えとリフォームを迷っている時、どっちにすべきかを判断するポイントは次の5つです。

  • 価格で判断
  • 家族の意見を聞く
  • 子供たちの年齢や将来を考えてみる
  • 不満のある箇所を再確認する
  • どちらの業者からも話をきいてみる

このように建て替えとリフォームで迷っているときには、あらゆる方面から検討することをおすすめします。価格だけで判断するのではなく、その家にはお金に替えることができない思い入れが詰まってることもあるでしょう。

価格で判断

やはり悩む一番のポイントは金銭的な面だと思いますので、ここは避けては通れません。当たり前のことですが、同じ費用が掛かるのであればほとんどの方は建て替えを選ぶと思います。

ただ今は新築への建て替えでもローコスト住宅のようにお手頃な住宅が増えています。少し前のように建て替えるのであれば2,000万や3,000万という時代ではもうありません。大規模リフォームよりも建て替えの方が安くなることだってあるかもしれません。

どうしても価格面で引っ掛かっているのであれば、「大規模リフォーム」と「ローコスト住宅での建て替え」の両方で見積りをまず出してもらってはいかがでしょうか。漠然と建て替えなら坪○○万円、リフォームならおおよそ○○万円という机上の計算だけでは見えてこない部分がたくさんあると思います。

見積りを取ってもいいが、そのあとに「営業さんが訪問してきたり電話をしてくるのが嫌だ」という人も多いみたいです。数百万から数千万もする買い物をするわけですから、そんなことを言ってる場合じゃないのですが、たしかに度を越した営業をする業者も中にはあるので嫌がる気持ちはよくわかります。

そんなときは以下のような一括見積りサイトを利用するのも1つの手だと思います。


タウンライフ一括見積りサイト
建て替え→http://www.town-life.jp/home/
リフォーム→http://www.town-life.jp/reform/

こちらのサイトなら、建て替えもリフォームも同時に一括見積りができるので、建て替えとリフォームどっちかに偏った情報提供をされることがありません。

それに、登録されている業者は厳しい審査を通過してる優良業者ばかりです。ネット申込だけじゃなく、電話での相談・申込もできるので、「建て替えとリフォームで迷っている」と告げるだけで最適なプランを提案してもらえます。

家族の意見を聞く

建て替えにしてもリフォームにしても、あなた一人の問題ではありません。これは家族全員の問題でもあります。お金を出すのは自分たちだから、自分たちに決定権があると思いこんでいませんか?同居しているご両親や子供たちの意見をないがしろにしていませんか?

もしかするとご両親はあなた方が思っている以上に、その家に対する思い入れが強くあるかもしれません。でも、これは家族みんなの問題ですから、ご家族の意見も尊重してリフォームと建て替えのどちらが良いのかもう一度よく考えてみましょう。

子供たちの年齢や将来を考える

建て替えとリフォームを迷っている人の多くが将来的な不安を抱いています。今リフォームしたとしてあとどれくらい住めるのだろう?果たして子供たちが大きくなっても住み続けることができるのだろうか?

たしかにこれは大事です。子供たちが中学生や高校生くらいだったら、10年から15年住むことができれば代替わりする可能性が高いので、将来は子供たちに家のことをまかせることも現実的に考えることができます。

しかし子供がまだ未就学年齢であれば、将来代替わりするまでに30年くらい時間を要することもあるでしょう。そうなったとき、今回リフォームしたとして果たして30年住み続けることができるのだろうか?という不安は当然考えることでしょう。

ですので、まだ子供が小さいのであれば、思い切って建て替えしてしまうのも得策かもしれません。20年後や30年後、子供たちに負の遺産を残しても何にもなりません。

不満がある箇所を再確認する

もう一度不満がある箇所を再確認してください。リフォームをしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?「お風呂を広くしたい」「使いやすいキッチンに変更したい」「子供部屋を作ってあげたい」など、なにかリフォームを考えるようになったきっかけがあるはずです。

そして一度リフォームのことを真剣に考え出すと、次はあそこもリフォームしたい、ここもリフォームしたいと次々に候補が増えていき、だったら思い切って建て替えの方が良いんじゃないか?という話しになり、今現在大規模なリフォームと建て替えで悩んでいるのではありませんか?

だったらもう一度その原点に戻り、本当にいまリフォームが必要なのか?そして他の場所もリフォームが必要なのかについて考えてみてください。理想や気持ちばかりが先走ってしまい、本来の目的からだいぶん脱線していませんか?

どちらの業者からも話を聞くこと

これはさっき紹介した一括見積りサイトなどで相談するのが手っ取り早いと思います。さきほど紹介したタウンライフのような一括見積りサイトでも、リフォームと建て替えどちらも取り扱っているので、どちらかに偏った営業をされる心配がありません。

あなたが今住んでいる家の現状をしっかり伝えて、最良なプランと見積りを提案してもらいましょう。プランと見積りを比較検討しながら、リフォームと建て替えのどちらが現実的なのか話し合うのが一番理想です。

リフォームと建て替えの比較チェック箇所

建て替えとリフォームのどちらにすべきかは、築年数や構造の状態、希望している家によって異なります。

ここからは、リフォームと建て替えを比較するときのチェック箇所について解説してきたいと思います。

築年数をチェック

まずは今の家の築年数をチェックしてみてください。親や祖父の代から住み続けているので「築何年かわからない」というケースもあると思いますが、とりあえずの目安は1981年(昭和56年)の耐震基準の改正ではないでしょうか。

今が2017年なので築35年くらいが1つの目安になります。昭和56年より前に建てられている戸建て住宅になると、大地震を想定してないので、リフォームするにしてもおおがかりなものになってしまいがちです。

耐震リフォームや断熱リフォームだけでも軽く500万円を超えてしまうし、場合によっては1,000万を超える場合もあります。そうなるとやはり水周りや間取り変更までリフォームでおこなうと相当な額になるので、思いきって建て替えを選択する方が賢明だと思います。

構造や傷み具合をチェック

家の構造を知ることはリフォームを検討する上で必要不可欠です。今住んでいる家の構造によっては希望の間取りにリフォームできないこともありますし、なにより高気密高断熱を希望すると壁内の配線や床下の配管など大掛かりな工事になるためリフォーム費用も高額となります。

また躯体の腐食や損傷がひどく、とてもリフォームでは対応できないというケースもあります。いざ壁をはがしてみてたら柱の大部分がシロアリに食い荒らされていたなんてことも珍しくありませんので、リフォームと建て替えを比較する前に、今の家の状態を把握しておくことも判断材料のひとつになります。

多少費用が掛かってしまいますが、一度専門家に依頼して住宅診断を実施してもらってからリフォームと建て替えの比較をするのがベストだと思います。

希望の家を建てることが本当に可能なのかチェックする

昔はいまほど建築に関する法律も厳しくありませんでした。そのため今の法律で家を建て直そうとしたら、そこの土地には新たに家を建てることができなかったり、今住んでいる家よりも大幅に狭い家しか建てらないなんてことも珍しくありません。

構造的な問題で希望の間取りにリフォームできないのとは違い、こちらは法律的に家を建て直すことができないというケースです。住んでいる場所の用途地域や接道をしっかりチェックしておきましょう。

そしてもう1つ。今度はリフォームに関することです。これまでにも何度かリフォームを繰り返している家に多いのですが、リフォームしたときに申請してないケースが本当に多いです。増築などのリフォームをしたときも届出をしてなければ、その建物が違法建築物になってしまいます。

当然、違法な建築物であれば、それらをさらにリフォームすることすら許されません。建築確認申請がしっかりとなされている住宅であるか調べておく必要があります。

第三者機関に判断を委ねる

最初にも書きましたが、リフォームと建て替えの相談をするにしても本当に平等な立場でアドバイスをしてくれる業者は少ないのが現実です。リフォーム会社はリフォーム寄りの話をしますし、ハウスメーカーは建て替え寄りのアドバイスになるのが当然といえば当然なことです。

そこで提案したいのがリフォーム会社でもハウスメーカーでもない第三者的な立場にある機関に相談することです。

今は住宅診断をしてくれる会社も増えています。これらの会社はリフォームしたり建て替えたりすることで利益を得ているわけでなく、あくまでも平等な目線で住宅そのものの現状を診断することがお仕事です。

そういう第三者的な立場の人に家をみてもらい、中立な立場でリフォームか建て替えどちらが賢い選択なのか判断してもらうのが一番理想的な方法ではないでしょうか。

住宅診断(ホームインスペクション)を依頼すれば当然費用が発生しますが、それでも3万円~5万円ほどで済みます。数百万円~数千万円の買い物をするわけですから、これくらいの出費であれば十分に検討してみる価値はあると思います。

仮に管理人が大規模リフォームか建て替えで迷っているのであれば、迷わずにこの住宅診断会社に調査を依頼します。

リフォームと建て替えを費用で比較

リフォームは本当にどこまでやるのかによって金額が全然違ってくるので、リフォームと建て替えを一概に比較することはできません。ですのでここでは新築に間違えるほどの大規模リフォームと建て替えという設定で話をさせて頂こうと思います。

建て替え時の費用

建て替えを希望する場合、一般的な木造住宅で考えます。坪単価を平均的な50万円と考えた場合、40坪程度の住宅だと単純に坪単価50万円×40坪の家=2,000万円です。

しかし建て替えとなれば、これに古家の解体費用だったり、外溝工事や上下水道の引き込み工事などの費用もかかるので、総額で2,500万円を下回れば御の字だと思います。それでも40坪の家で総額2,500万円というのは、相当低く見積もっていますので、やはり2,500万円~3,000万円程度の予算計画は必要でしょう。

リフォーム時の費用

リフォームも単純な計算ではいきません。リフォームの場合だと費用面は2つの選択肢があります。

  1. リフォーム箇所を個別に見積りしてもらう
  2. 坪単価○○万円というパック料金のリフォームを利用する

住友不動産がやってるリフォーム「新築そっくりさん」などは、基本的に2番の坪単価によるリフォーム工事です。坪単価といってもこれまた新築と同じように会社によって価格はまちまちです。最安値であれば坪単価20万円台という会社もありますが、一般的な相場でいうと坪30万円~40万円ほどの会社を選ぶ人が多いようです。

ちなみに住友不動産の新築そっくりさんも、やはり坪単価に換算すると35万円前後になるケースが多いようです。

ただしどんな工事でもその金額でやってくれるわけではありません。あくまでも考え方は新築の戸建てと同じで、標準仕様というのが決まっています。ですのでその標準仕様に該当しないリフォーム工事などは別途オプションとなります。

総合的に判断して、大規模リフォームで新築と見間違えるほどのリフォームを考えているのであれば、新築で建て替えるよりも2割~3割ほど割安になると考えておくのが良いでしょう。

今回の例でいえば、40坪の新築であれば2,500万円ほどという話をしたので、大規模なリフォームであれば総額1,750万円~2,000万円ほど掛かる計算になります。

建て替え 大規模リフォーム
工事内容 古家を解体して、その場所に新築住宅を建てる なるべく使える部分を残しながら、リフォームしていく
期間 4ヶ月~6ヶ月 1ヶ月~2ヶ月
費用 40坪で2,500万円 40坪で1,700万~2,000万円
間取り 自由に決められる 一部制限が入る可能性が高い
工法 好きな工法を選べる 旧宅が木造なら、基本木造となる

リフォームと建て替えまとめ

大規模リフォームと建て替えで悩む場合、一番簡単で早く確実な方法は、第三者機関に住宅診断を依頼して今の住宅の具合を知ることです。

住宅診断をすれば普段は目でみることができない壁内の構造までしっかり調査してくれます。家全体の損傷具合をみてからリフォームと建て替えのどちらが良いのかアドバイスしてもらうのが確実な方法だと言えます。

そして、リフォーム会社やハウスメーカーが中立な立場でアドバイスをしてくれるとは思わないことです。やはりリフォーム会社もハウスメーカーも自分たち寄りのアドバイスしかしてくれません。

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