木造で洋風と和風の住宅を建てる場合の特徴や注意点

不動産業界の営業マンがお客さんから受ける質問で、「和風住宅と洋風住宅だったら、やっぱり和風の方が坪単価は高いんですか?」というものがあります。

外観だけ和風の家のことを言っているのか、それとも内装から外観まで本格的な和風住宅を言っているのかわからなければ答えるのが難しい質問です。

「外観だけ和風っぽい家のことを言っているのであれば、坪単価はそこまでかわりませんが、内装まで完璧に和風にこだわるのであれば割高になります」と答えるしかありません。

みなさんは和風住宅と洋風住宅の定義をどのようにお考えでしょうか。今回は和風住宅と洋風住宅について説明します。

和風住宅と洋風住宅に明確な境界線はない

まずはこちらの写真をご覧ください。


(出典:スマイルパートナー


(出典:田村建設

一般的に上の写真が和風住宅、下の写真が洋風住宅です。
それでは、次の写真の家は洋風でしょうか、それとも和風でしょうか。


(出典:北のブランド

きっと意見は分かれると思いますが、なかには「和洋折衷」だと考える人もいるかもしれません。厳密にいえば、今は和風住宅と洋風住宅に明確な線引きはありません。こうなっているから洋風住宅、こうなっているから和風住宅という規則もありません。

あくまでも依頼する人、そして請け負う会社側の勝手な解釈に過ぎません。そのような理由から和「風」、洋「風」という言い方をしているのです。

それでは一般的な和風住宅と洋風住宅という解釈で、それぞれの特色について話を進めていきたいと思います。

和風住宅と洋風住宅の違い

一般的な解釈であれば、このような違いで、和風と洋風に分けている人が多いのではないでしょうか。

和風住宅
  • 玄関が引き戸
  • 屋根が日本瓦
  • 和室がある
  • 木造住宅
  • 外壁が漆喰やモルタル
  • 縁側がある
洋風住宅
  • 玄関がドア
  • 屋根がスレート
  • 和室がない
  • 軽量鉄骨や2×4住宅
  • 外壁がガルバリウムやレンガ風
  • 縁側がない

ですがここで取り上げている和風と洋風の違いも、必ずこうあるべきというものはありません。和室があって瓦屋根でも洋風の家はありますし、最近はガルバリウム鋼板を外壁に使っている和風住宅もあります。

このように和風住宅、洋風住宅の定義は本当に曖昧ですし、どこを調べても答えはみつかりません。

和風住宅と洋風住宅で坪単価を分けているハウスメーカーは少ない

ここでまた別の写真をみてください。


(出典:大場建築.com

この2つの住宅なのですが、これを建てた建築会社によれば、構造や内装はほぼ同じ仕様だということです。ただ外観の仕上げ方を変えただけで、ここまで異なる雰囲気の住宅になります。

つまりこの論理だと、坪単価はほとんど変わらないことになります。ただ屋根を瓦にする場合、和風に見える住宅の方が割高になっている場合があります。このことから、ほとんどのハウスメーカーは「和風住宅なら坪単価○○万円、洋風住宅なら坪単価○○万円」という決め方はしていません。

「和室や床の間をつくるなら別途○○追加、瓦を乗せるなら追加○○万円ほど掛かります」というように、標準仕様から追加オプションの料金を加算していく方式になっています。

そういった点を踏まえて最終的な建築費でみると、多くのハウスメーカーでは、和風住宅の方が洋風住宅よりも1割から2割くらい割高になっていることが多い傾向にあります。

坪単価50万円×40坪=2,000万円ですが、和風住宅の場合は坪単価で5万円~10万円くらい上乗せして考えておけば近い金額になります。

和風住宅の場合、坪単価55万円×40坪=2,200万円(1割ほど割高)ということです。

建築士や大工に依頼するとさらに高額になる

これまでの話は、ハウスメーカーで和風住宅を依頼した場合です。これが建築士や大工に依頼して和風住宅を建てるとなれば、さらに高額な建築費になる可能性があります。

和風住宅では、家の中の柱や梁を隠さないで表面に出します。これらのことを化粧柱といいますが、表面に見えるようにするので、集合材などは使わずに無垢の柱にこだわる人が多いのです。そうなれば当然木材費も高額になります。

床の間に使用する床柱は、1本で数百万円することも珍しくありません。それに真壁などの職人への依頼も高額な出費になりがちです。このように和風住宅というのは、少しでもこだわりの材質を使おうと思えば一、気に金額が跳ね上がるケースがあります。建築士や大工に依頼するときは、しっかりと費用面の打ち合わせをしておくことも大事です。

1つ例をあげると、この濡れ縁とウッドデッキでは、価格がかなり違うことがあります。和風住宅の庭先にあるのが濡れ縁、それが洋風住宅だったらウッドデッキとなります。言い方の問題だけで、細かい決まりなどはありません。それでは、なぜこの濡れ縁とウッドデッキで価格の差が生じるのでしょうか。

理由は簡単です。濡れ縁を作るのは大工の場合が多く、ウッドデッキの場合は、工場で規格化されたものを現場で組み建てるケースが多いからです。

極端な話ですが、大工に作ってもらったら30万円かかるのに、ウッドデッキだったら10万円くらいですんでしまうこともあります。これもやはり職人の技術料であり、こだわりの材質を使用することなどが高くなる要因だと考えられます。

和風住宅を考えているなら標準仕様にこだわる方が良い

和風住宅を検討しているのであれば、ハウスメーカー選びのコツは2つあります。

  1. 和風住宅の実績が多いハウスメーカーと営業マンを選ぶ
  2. ハウスメーカーは標準仕様で比較検討するのが良い

実績があるハウスメーカーと営業マンを選ぶ

今の時代、圧倒的に洋風住宅を建てる人が多いです。純和風の家を希望するのは、10人に1人いたら良い方です。注文住宅会社の営業マンというのは、1年に3棟から5棟くらいの契約数が一般的なので、そうなると3年に1度くらい和風住宅の契約を取れれば良い方です。

つまり入社5年くらいの営業マンでも、和風住宅を手がけたのは1回しかないという人も珍しくありません。設計士も同じです。その住宅会社の設計士が27歳前後で中堅だとしても、和風住宅を扱ったケースはわずかなケースが多いです。

和風住宅の設計やプランニングが特別難しいということはありませんが、やはり経験豊富なベテランの方が何かと心強いのは言うまでもありません。

標準仕様にこだわる

ハウスメーカーによって、坪単価に含まれている標準仕様の範囲は異なります。和室が標準仕様の会社もあれば、オプションになっている場合もあります。和室の押入れを1つ作ることでさえも、オプションになっているハウスメーカーもあります。

そのようなハウスメーカーで、純和風の戸建て住宅を建てるとなれば、予想以上のオプション費用が発生する恐れがあります。そのため、とにかくどこまで標準仕様で対応できるかを比較して、ハウスメーカー選びをするのが理想です。

和風住宅と洋風住宅の違いのまとめ

和風住宅を希望する場合、洋風住宅よりも割高になるケースが多く、金額にすると建築費の1割~2割くらいはアップすると思っていた方が無難です。

ただし外観だけを和風にしたいのであれば、そこまで高額にならないケースもあります。それは屋根瓦などが標準仕様となっている場合です。そのためハウスメーカーを選ぶ際には、どこまでが標準仕様で対応できるのかを細かく確認しておく必要があります。

当サイトでもおすすめしている注文住宅の一括資料請求サービスなどを利用すれば、自分の希望している仕様が標準仕様になっているハウスメーカーや設計事務所を見つけることができます。

自分で業者を探す手間も省けるので、まずはこのような一括資料請求サービスを利用して業者の資料を取り寄せてみるといいでしょう。

ハウスメーカーによっては、和室の押入れを1つ作るだけでもオプション料金になってしまうケースもあるので、坪単価だけに惑わされないようにすることが大切です。

最終的に洋風住宅にするのか、和風住宅にするのかは個人の好みによる部分は大きくなりますので、長きにわたって住む家は自分にとってどちらがよいのかということをしっかり考えて選択をしましょう。

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