建売住宅のメリットデメリットを注文住宅と比較

注文住宅と建売住宅のメリット・デメリット

一戸建て住宅といっても、注文住宅と建売住宅があります。それぞれにメリットやデメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えません。

自分たちの予算やライフスタイルに合わせて購入するのがおすすめですが、2つの違いやそれぞれのメリットデメリットがいまいちわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「建売住宅」と「注文住宅」との違いを比較しながら、わかりやすく解説します。

建売住宅と注文住宅では何が異なるのか?

建売住宅と注文住宅の違いがひと目でわかるように、簡単に比較表を作ってみたので参考にしてください。

表のあとにそれぞれの特徴を詳しく解説するので、あわせてチェックしておきましょう。

建売住宅 注文住宅
価格 安い 高い
間取り 決まっている 自由
業者選び 選べない 選べる
建物の工法 選べない 選べる
土地探し 不要 持っていない人は探す必要有り
工期 1ヶ月~2ヶ月 4ヶ月~6ヶ月
過程の確認 完成済みなら確認不可 確認できる
リフォーム 木造ならできる リフォームを見据えた間取りにできる
保証期間 基本10年 基本10年

ちなみに国土交通省が発表している最新(29年度)の新築住宅着工数は、

  • 建売住宅:138,189戸
  • 注文住宅:284,283戸

全体の約32%が建売住宅、約68%が注文住宅であったことがわかります。

出典:http://www.mlit.go.jp/common/001219266.pdf

建売住宅の特徴

建売住宅とは新築の建物と土地をセットで販売している住宅のことで、土地と家をセットで購入できるため、土地探しの手間も省け、打ち合わせやローンの手続きも簡素化されます。

また規模の大小はありますが、回りの家も同時期に販売されている事が多いため、コミュニティが成立している町に後から入って行くのではなく、新しい町に住み始めるという感覚なので、近所付き合いという面でも悩むことが少ないです。

このように、建売住宅だからこその良さがありますし、逆にそうではない部分もあります。そこで、ここからは建売住宅のメリットデメリットをまとめていきたいと思います。

メリット

  • 実際の建物を見学することができる
  • 規格化された建物なので、建築コストが安く明確である
  • 完成済みの物件なら短期間で住み始めることができる

出来上がった建物を見学できる

何といっても最大のメリットは、すでに完成している物件であれば、実際の建物や内装を見学して購入を決めることができる点でしょう。

注文住宅の場合、建物が出来上がってみると思っていたイメージと違っていたり、思わぬところで後悔する部分がでてきたりします。

しかし、建売住宅では間取りや設備、外観、内装が全て決まっているので、これからの生活のイメージがしやすいのです。どのような家に住みたいかイメージができない人には、メリットになります。

建築コストが安くなる

一般的には注文住宅より建売住宅のほうがお手頃な価格で家を手に入れることができます。

というのも、分譲地では同じ規格の住宅を何棟も建てるので、それだけ生産コストを抑えることができるからです。

購入価格も初めからきっちりと定まっているので、建築過程で予算オーバーになる心配がありません。

住み始めるまでの期間が短い

建売住宅を購入する場合、完成済みの物件なら見学をして即入居することもできますし、建築途中の物件でも1ヶ月から2ヶ月程度で入居できるケースがほとんどです。

注文住宅と比べると、土地探しや建築会社探し、間取りや設備、内装、外装の打ち合わせをする時間と労力がないので、すぐに家を手に入れることができます。

デメリット

  • 間取りや設備の自由が低い
  • 建築過程をみることができない
  • 隣近所も同じような外観の建物ばかり

間取りや設備を自由に決めることが出来ない

建売住宅の最大のデメリットは、間取りや内装など自由に選んだり決めたりできない点です。

分譲マンションと同じように、すでに間取りも決まっている物件がほとんどで、内装、外装、設備や家の素材までも決めることができません。

建築中の物件であれば間取りの変更にも応じてくれる場合がありますが、そうなると追加工事として別途オプション料金を取られてしまいます。

注文住宅と比べて予算を抑えることができますが、30年以上不自由さを感じて生活することになります。どちらがいいのか慎重に検討することをおすすめします。

建築過程を見ることが出来ない

建築段階をチェックすることもできないため、仕様書通りの木材や断熱材が使われているのかチェックできませんし、手抜き工事の可能性だって無いとはいえません。

しっかりと自分の目で家が出来上がっていく様子を見て、手抜きをせずに家を作ってくれているのか、家に不備はないかと確認したいという方は、建売住宅ではなく注文住宅のほうがいいでしょう。

周りの家と同じような外観になってしまう

同じ規格の住宅を何棟も建てることで建築コストが安くなる建売住宅ですが、その分、隣だけでなく同じ分譲地内であれば、ほとんどの建物が同じ外観やデザインになることが多いです。

建売住宅の多くが2×4工法で壁が動かせないケースが多いので、リフォームをするにしても在来工法より自由度は低く、後から変更するのは難しいです。

 

ここまで建売住宅について解説してきましたが、デメリットが気になる人は1,000万円台から家づくりできる「ローコスト住宅」を検討してみてください。

ローコスト住宅と聞くと「欠陥住宅なのでは?」「寿命は大丈夫?」など不安を抱く人が多いと思います。

当サイトではローコスト住宅を検討している人向けに、安心して任せられるハウスメーカーやよくある疑問についてまとめた記事がありますので、気になる人はあわせてチェックしてみてください。

ローコスト住宅の人気メーカーとよくある疑問

建売住宅がおすすめな人

  • 予算を少しでも抑えたい人
  • なるべく早く家を手に入れたい人
  • 実際の建物を見てから購入したい人
  • 土地を持ってない人

できるだけ少ない予算でマイホームを手に入れたい人は建売住宅がおすすめです。同じ面積や立地でも、建売住宅のほうが注文住宅に比べると割安で販売されています。

また、建てたい家のイメージが明確ではなく、打ち合わせなどに時間と労力をかけたくない人にも建売住宅はおすすめです。

実際に出来上がった建物を見て購入することができる建売住宅は、忙しく時間をつくれない人、優柔不断な人向きの住宅だといえます。

注文住宅の特徴

注文住宅というのは、間取りや工法を決め、それに見合った建築会社に依頼して、戸建て住宅を建てることです。

間取りだけでなく、木造住宅にするのか、すべての壁をコンクリートにしてRC造にするのかなど、工法も好きに選べます。

内装や外装、キッチンなどの設備品も自分たちで好きなように選ぶことができます。

しかし、土地探しから業者選び、間取りや内装の打ち合わせなど、しなければならないことが多いので、それなりの時間と費用を覚悟しておかなければなりません。

ここからは上記のことを踏まえた上でのメリットデメリットをまとめていきます。

メリット

  • 間取りや内装だけでなく、工法や外観などの自由度が高い
  • 建築過程を自分の目で確認できる
  • 世界に1つだけのオリジナル住宅を建てることができる

間取りや内装、外装、工法などの自由度が高い

注文住宅は間取りの決定段階から自分たちの希望を反映させることができるので、「リビングを30帖にしたい」「防音設備の整った部屋を作りたい」など、あらゆる要望を実現することができます。

間取りだけでなく、木造・軽量鉄骨・RC造などの構造も好きに選べます。

また、内装や外装、キッチンなどの設備品も自分たちで好きなように選ぶことができ、あらゆる面において自由度が高い住宅です。

建築過程を見ることができる

建売住宅では建築過程を見ることが出来ないと述べましたが、逆に注文住宅では最初から最後まで見ることができます。

建築過程を見に行くことで手抜きをしてはいけないというプレッシャーを与えることができますし、自分で家をチェックし、打ち合わせ時と違うところがあれば指摘をし直してもらうこともできます。

そのため注文住宅は建売住宅と比べると欠陥住宅が少ないと言われています。

世界に一つしかない家を建てることができる

注文住宅の大きなメリットは、やはり全ての項目に携わっていくことで、自分たちが建てた家という達成感と満足感を得ることができる点です。

いざ完成後に何か不満点が出てきても、自分たちが考え抜いて決めたことなので諦めもつきます。

全ての項目を自ら決めるので、全てが一緒の同じ家はこの世のどこにもなく、自分だけの世界に一つしかないオリジナルの家を手に入れることができます。

デメリット

  • 建築予算がオーバーしやすい
  • 入居までに時間がかかる
  • 完成イメージがしづらい

建築予算がオーバーしやすい

注文住宅は間取りや設備を自由に決めることができるため、家族のこだわりを存分に発揮することができますが、予算オーバーになりやすい傾向があります。

他にも工事の変更などで思わぬ費用がかかってしまったりと、お金のことで頭を抱えるケースも多くなりがちです。

この先、払っていく住宅ローンのことを考えると、なるべく予算オーバーは避けたいところですよね。

完成までに時間がかかる

家を建てる土地がなければ、土地探しから行わなければならないので、完成までに相当な時間を要することもあります。

さらに業者が決まっても、間取りや設備などの自由度が高い分たくさんの打ち合わせをしなければいけません。

そのため注文住宅というのは、完成までに時間がかかるものですし、どんなにスムーズに進行しても、業者決定から物件の引渡しまでには、4ヶ月~6ヶ月位の期間を必要とします。

完成後のイメージがしづらい

プラン図や模型だけで間取りを決めていくので、いざ完成してみたら、「もっとリビングが広いと思っていた」などの不満が出てしまうこともあります。

どうしても図面や模型だけでは、空間の広さなどを的確にイメージすることはできません。

LDKがモデルハウスと同じ15帖だったとしても、キッチンの配置や家具の配置によっては、モデルハウスより狭く感じることもあります。

こうしたイメージと完成後の広さが違うように感じてしまうのが、注文住宅では珍しくありません。

注文住宅がおすすめな人

  • 間取りや外観、設備などにこだわりたい人
  • 建てたい家のイメージがしっかりとある人
  • 建築過程をチェックしたい人
  • 土地があり建替え検討中の人

間取りや設備品など、マイホーム像に強いこだわりがある人は注文住宅がおすすめです。やはり理想のマイホームを実現することができるのが注文住宅の大きなメリットです。

リビングの大きさや部屋の数、キッチンなどの設備や家の外観、全てにおいて理想通りの家を建てることができます。

その反面、土地探しから完成まで時間と労力が必要ですが、自分が理想とするマイホームが作れるということは紛れもない事実なので、達成感や家への愛着は人一倍強いものになるのではないでしょうか。

まとめ

このように、「建売住宅」と「注文住宅」にはそれぞれ様々なメリットデメリットがありますが、冒頭で紹介したように多くの人が注文住宅を建てています。

できるだけ安く注文住宅を建てたい人には、1,000万円台から建てられるローコスト住宅がおすすめです。

ローコスト住宅のおすすめハウスメーカー」の記事では低予算で注文住宅を建ててくれる業者を紹介している他に、家が安く建つ仕組みも解説しています。

ローコストでも安心して暮らせる家となっているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

ページトップ